岩戸山(いわとやま)【中部地区】
アマテラスオオミカミが隠れた天の岩戸の前で踊った女神「アメノウズメノミコト」を題材にしたからくり山車。
ウズメノミコトに化けて天の岩戸の前で踊っていたタヌキが、大きな鉦鼓の音に驚いて正体を現し、腹鼓をうちながら睾丸をふくらませるというユニークな演技と、一瞬の早変わりが見どころ。
四日市祭における旧・蔵町のネリとして、幕末から明治初期の頃につくられたが、戦災で焼失。現在のからくり人形と山車は昭和63年に本町通り商店街の人たちによって、ほぼ手づくりで復元され、幕や彫刻、装飾品なども次第に整えられた。
ウズメノミコトの頭は人形師・八代目玉屋庄兵衛の作。
☆解説文監修:四日市市の祭りを学ぼう会