第60回特別企画「市内各地の鯨船8艘大集結!」
<お知らせ>特別企画の内容に変更がありますので、下記をご確認ください。
鯨船行事ってなに?
「鯨船行事(くじらぶねぎょうじ)」は、陸上で行う模擬捕鯨行事で、全国でも三重県の北勢地方にのみ伝えられています。豪華に飾り付けられた船と張りぼての鯨が攻防を繰り広げるのが特徴で、中でも富田地区のものが最も古来の姿をとどめていると考えられ、平成9年には国の重要無形民俗文化財に、平成28年には全国33件の「山・鉾・屋台(やま・ほこ・やたい)行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録されました。
四日市市にはどんな鯨船があるの?
市内には8つの鯨船山車が現存しています。
鯨船の情報をチェック!
● 富田鯨船(北島組「神社丸」中島組「神徳丸」南島組「感應丸」古川町「権現丸」)
・平成9年に国指定重要無形民俗文化財、平成28年にユネスコ無形文化遺産に登録。大四日市まつりへの四艘一斉出演は、平成29年以来で、6年ぶり。
● 南楠鯨船龍神丸
・市指定無形民俗文化財。大四日市まつりへの出演は、平成17年旧楠町との合併記念出演以来、18年ぶり。
● 磯津鯨船大正丸
・市指定無形民俗文化財。令和4年9月に21年ぶりに復活。大四日市まつりへは初出演。
● 鯨船勢州組
・現在の保存会による活動が始まった経緯については個別の紹介を参照。平成26年から継続して大四日市まつりへ出演。
● 南納屋町鯨船明神丸
・県指定有形民俗文化財。大四日市まつりへの出演は、平成30年以来で、5年ぶり。
第60回の大四日市まつりに鯨船が集まるようだけど、すごいことなの?
今年は第60回を記念して、本市に現存する全ての鯨船山車8艘(そう)が大四日市まつり会場に集結します。
鯨船を含めて、大四日市まつりに出演する山車や行列等の文化財や伝統芸能は、もともと、市内の各地域のお祭りで披露されるものであり、普段はその地域のお祭りでしか見られません。
また、全長7~9m、全高3~6mほどもある大きな鯨船山車が、8つも集まるということはとても大変なことであり、簡単に実施できるものではないのです。
今年の大四日市まつりでは、普段その地域のお祭りでしか見られない豪華絢爛な鯨船山車を一度に見ていただくことができるだけではなく、演技の内容や鯨船、鯨の違いも楽しんでいただくことができる、大変貴重な機会となります。