諏訪神社の祭礼・四日市祭に奉納され、延宝年間(1673~81)にすでに存在したのではないかと推測される。浜田舞獅子と同様、かつて南・北浜田が隔年交替で曳いた大山車で舞われた。獅子の横で舞う口取りの冠が雅楽風であったり、大きな楽太鼓を用いたりするなど、華やかな都市祭礼の風流を思わせる。なお、南浜田には大猪が登場する勇壮な人練り「富士の巻狩り」も伝わっており、混同をさけて「舞獅子」と呼ぶ。(市指定無形民俗文化財)
☆解説文監修:四日市市の祭りを学ぼう会