浜田舞獅子【中部地区】

10月に行われる諏訪神社の祭礼・四日市祭に奉納される。

かつての四日市祭には「おおやま」と呼ばれる巨大な山車が4輌あり、その上で獅子が舞った。

浜田舞獅子は浜田大山車で舞われたもので、箕田流の流れを汲む。

獅子とともに舞う口取りの装束や、大太鼓などが他の獅子舞と異なるのも特徴。

浜田舞獅子

(市指定無形民俗文化財)

☆解説文監修:四日市市の祭りを学ぼう会

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立阪神社獅子舞【大矢知地区】

江戸時代末期の弘化元年(1844年)に、垂坂と他の麹組合間に商権の争いがあり、これに勝訴したのを祝って獅子舞を奉納したことに起源するという。

箕田流に属し、花の舞では獅子が口にくわえた毬を上に放り投げ、またそれを口でくわえるという独特の伊勢太神楽系の獅子舞に似た演技が特徴。

立阪神社獅子舞

(市指定無形民俗文化財)

☆解説文監修:四日市市の祭りを学ぼう会

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椿岸神社獅子舞【桜地区】

鈴鹿市の椿大神社と関係が深い椿岸神社の獅子舞。

毎年10月の例大祭に奉納されている。

椿大神社を祖とする山本流の舞を伝承し、四日市市内に多く伝わる箕田流の獅子頭と比べると、おもむきが異なるのがわかる。

初段の舞、起こしの舞、すら舞、扇の舞、逆手の舞、花の舞など十数種に分けられている。

特に、鳥差しの舞は当獅子舞独特の舞である。

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(市指定無形民俗文化財)

☆解説文監修:四日市市の祭りを学ぼう会

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市場町獅子舞【保々地区】

地元の伝承では、室町時代に保々西城主朝倉備前守が武運隆盛と五穀豊穣を祈願し、獅子舞を奉納したことに始まるという。

現在の舞は、箕田流に属し、明治初期に山之一色村(現四日市市山之一色町)から習ったと伝えられる。毎年10月の殖栗神社祭礼に奉納される。

市場町獅子舞

(市指定無形民俗文化財)

☆解説文監修:四日市市の祭りを学ぼう会

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富田の鯨船「鳥出神社の鯨船行事」【富田地区】

市内には、古式捕鯨の様子を陸上で再現した全国的にも珍しい「鯨船行事」が、休止中のものも含めて8組伝わっている。

毎年8月14日15日に執り行われる富田地区の鳥出神社祭礼に奉納される「鳥出神社の鯨船行事」は江戸時代末期から始まったとされ、北島組‶神社丸″、中島組〝神徳丸″、南島組〝感應丸″、古川町〝権現丸″の4艘が繰り出す勇壮な行事で、平成9年に国の重要無形民俗文化財に指定され、昨年12月1日に全国33件の「山・鉾・屋台行事」の一つとして、ユネスコ無形文化遺産に登録された。

屋形が載った船型山車は、絢爛豪華な彫刻、刺繍で彩られる横幕、金糸で構成されたサガリなどの装飾が施され、それぞれの船によって意匠が異なる。船上には羽刺しや櫓漕ぎ、屋形には太鼓叩きが乗り込んで、唄と太鼓に合わせて勇壮に繰り動かし、逃げたり反撃したりする張りぼての鯨を仕留める。ことに富田の鯨船は大きく横揺れするのが特徴である。

新正町獅子舞【中部地区】

古くは、赤堀村の氏神八坂神社に奉納されていた箕田流の獅子舞。

樋之口は雌、新正は雄と伝わり、雌に比べ勇猛な舞が特徴。

新正町が常磐地区から浜田地区に編入されたことから、戦後は諏訪神社の祭礼・四日市祭に新正町の邌として奉納され、昨年15年ぶりに復活した。