鯨船 富田北島組・神社丸(くじらぶね とみだきたじまぐみ・じんじゃまる)【富田地区】

勇壮なむかしの捕鯨の様子を奉納神事として再現した鯨船。

江戸時代から伝わり、富田地区には現在、「神社丸(北島組)」「神徳丸(中島組)」「感應丸(南島組)」「権現丸(古川組)」の4隻の鯨船がある。

今年は、その中から、北島組の神社丸が出演する。

「横幕」や「水押しのさがり」など装飾品の新調をはじめ、全体的に修繕が施され、今回が化粧直し後、初披露となる。

門出の祝唄に送られて港を出た船が、鯨を発見し波に翻弄されながらも追跡する。

やっとの思いで追いつき銛を打とうとするが、暴れ廻って怒る鯨に逆に追われ、後退を余儀なくされる。

一息入れ、体勢を立て直し再び鯨を追い込み、海面より躍り出た瞬間に銛が放たれる。

船の大きさは、長さ約6.5m、幅約1.5m。張りぼての鯨は、長さ約4m、幅約1mもあるという。

鳥出神社の例大祭の奉納行事として、毎年8月14日に町内練り、15日に鳥出神社への奉納が行われる。

(国指定重要無形民俗文化財)

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